豪邸対決!?と小さな仲間達(前編)

 さて。この日4/15の湘南逍遥は、今月の初頭に一般公開が始まった2軒の建築物を訪れましたというお話です。
 過去どっちを訪問すべきか迷っていたような時期もあったのですが、「せっかくだから同日に行ってしまえ!」と言う事で(笑)本来ならば4/1にサクッと足を運ぶ予定ながらも、お天気がいちいち思わしくなかったせいもあって今回まで延び延びになっていました。

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 かたや歴史的大宰相・吉田 茂が終戦後の総理時代から死去に至るまで棲家とした、大磯の邸宅。かたやアララギ派歌人・泉 幸吉としても知られる大財閥の当主・16代住友吉左衛門こと住友 友成が昭和初期に建てた、横浜の……というか、距離的にはむしろ藤沢に近いんですけどネ……別邸。
 共に、昭和という激動の時代にそれぞれの道で栄華を極めた人物が残した邸宅であり、残念にも時期を同じくして失火により一度焼失した後、これまた時期を同じくして再建されたという不思議な因縁があります。

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 そんな曰くつきの場所を歴訪するのは、ナナを始めとするいつもの仲間達ですよ。
 「それじゃ、いってみよーう!」「おぉー!」
.

旧吉田茂邸
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 もともとは明治時代の築造ながら、吉田翁の生前時点で増改築を繰り返してきた結果、近代数寄屋建築と呼ばれる手法によって応接間棟と新館棟を1階部分で繋げた現在のスタイルに。
 建物自体は「大磯町郷土資料館」の別館扱いと言う事ではありますが、当然ながら当時の調度品は失火の際ほぼ全て焼けてしまったため、現在あるのは当時の写真資料を基に再現された、ごく一部分に留まります。

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 左画像は、ソファーセットが再現された応接室「楓の間」。1979年には当時の大平首相とカーター大統領による日米首脳会談の舞台となった場所です。
 右画像はアールデコ風の食堂「ローズルーム」で、テーブルや椅子が再現されていました。

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 昭和22年頃に完成した応接間棟の2階に続く階段は、途中に踊り場を設け玄関と楓の間に通じるユニークなスタイル。

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 吉田翁がプライベートルーム扱いとしていた書斎の奥に、掘り炬燵。書棚の下の地袋には翁の生前、首相官邸に直通する黒電話が設置されていました。
 でも現在のは(当然)レプリカ、しかもいまやガラスケースと化した書棚の中。

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 書斎のもう一角には、大磯の船大工が作ったといわれる舟型風呂。もちろん、これもレプリカ。

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 こちらは新館棟2階への階段。応接間棟の階段に比べ、長くゆったりした段差となっています。
 昭和30年代の設計と言う事で、老境にあった吉田翁に配慮した作りなのでしょう(今の世なら、真っ先にバリアフリー化されているところ?)。

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 賓客の歓待に使われた金の間と、吉田翁がその生涯を終えた寝室である銀の間。

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 当時は天井部分を始めとする装飾品類がそれぞれ金/銀で飾られていたといい、その通りに再現されています。

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 吉田翁が89歳の長寿にて大往生を遂げたベッド(のレプリカ)の他、こちらにも風呂(のレプリカ)が。書斎のそれと比べると、至ってシンプルですね。

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 失火の際に焼け残った温室は、焼け跡を外壁に留めたまま閉鎖され、中はがらんどうで立ち入りも出来ない状態。
 今後の再現・再生に期待したいところですね。

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 左の画像は金の間からの眺望。伊豆半島から丹沢山系、富士山までくまなく見渡せる、吉田翁がこよなく愛した流石のビュースポット。もっともこの時点ではちょっと雲が多くて、残念ながら富士山までは見えませんでした(笑)
 一方右の画像は、書斎から以前訪れた事もある庭園部分を経て相模湾の展望です。

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 でもって、その庭園は相変わらずの素晴らしさ。
 時期が時期だけに、ソメイヨシノもヤマザクラも揃って仲良く、見事なまでに桜吹雪ですよ。

 という訳で、みんなで寸評いってみましょうか。
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ローゼ「ほぼ焼け木杭状態からここまで復活できたっていうのは、確かに凄いといえば凄いんだが……」
レイカル「ああ。なんか、明らかに“再建したって時点で力尽きた”って感じがすっごくするぞ」
柚果「んー……しりょうかんにしたいのか しゅうかいじょにしたいのか びじゅつかんにしたいのか よくわかってない。 ってかんじ?」
ローゼ「そういや、なんか変な置物があったな。現代アート、だったっけか?あんな感じの」
キャロ「これとかこれの事ですね?おそらくは全焼で目減りした吉田元総理関連の資料を補うという目的があるのでしょうけど、歴史的人物ゆかりの建造物であるという見地から見ても、流石にちょっと無理があるという感じはしましたね」
ふぁにゃん「れすねー。焼けたから直したはいいけど、イマイチ扱いかねてるよーにゃ雰囲気にゃのれす」
レイカル「今はオープン直後の物珍しさで人が集まってるけど、その後が問題って感じだなぁ」
キャロ「ただ、展示品の少なさについては横須賀の三笠みたいに、今後時間を掛けて可能な限り完全再現を目指していくものと思います」
ナナ「うん。せっかくこれだけ広い場所なんだから、何も置かずにがらーんと遊ばせとくのすっごいもったいないと思った!」
レイカル「あー。確かに広々とはしてるんだが、座ってゆっくりできるような場所が存外少なかったってのが、部長としてはちと引っかかったようだな」
ローゼ「それな。立ち入り出来ないエリア内にベンチがあるとか、一瞬何のまじないかと思ったぞ」
キャロ「再建にあたってはトイレやエレベーターが明らかに増設されてますし、地下室も研修室名義のおそらく公共施設扱いにされていますから、そのあたりはこれから徐々に配慮されるようになるのではないでしょうか」
柚果「やけのこったおんしつを しめたままにしないで ちいさなしょくぶつえんにするのとか いいんじゃないかな」
ナナ「藤沢の長久保公園みたいにだね。そのあたりも含めて、これからに期待ってことで!」

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 という訳で、この後は続けて俣野別邸の方をご紹介する予定でしたが、ここまでで随分長くなってしまったので記事を分割する事にしますね。
 この続きは、次回!!
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プロフィール

翠騎

Author:翠騎
日々を趣味の探求に生きる旦那芸の人。

神姫オーナーとしてはパートナーのシュメッターリング3rd改「ナナ」を中心に、広く浅くやっております…といいますか、むしろナナの方が知られていたり(^^;
(その他の神姫たちはこちら
最近は30数年ぶりにガンプラ熱再燃、旧ザクアメイジング作ったりとか妖怪グレイズ置いてけだったりとか。
あと、ミニ四駆も始めたてほやほや。

もし何かございましたらこちらまで、お気軽にどうぞ!
(スパム回避のため画像になっておりますので、ご注意くださいませ)

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