欠損した手パーツの修繕について

 さて。かねてより機を見てお話ししている「神姫素体の劣化損壊」に対する補修の件ですが……まずは、残念なおしらせから。
IMGPA1329.jpgIMGPA1326.jpg
 その後の経過観察の結果、以前手パーツ修繕の件でお話した「サンデーシート硬質塩ビ板専用接着剤」では、本当に一時的な効果しかないという事がわかりました。
 結果から申せば「溶着する事はするが、その面からして既に材質劣化しているので、やっぱりモロッと割れてしまう」という事です。これではちょっと解決法とするには苦しいですね、申し訳ございません。

 で、その後新たに見出したマテリアルがこちら。
IMGPD8348.jpg 「瞬間接着剤用プライマー(PP・PE・POM)」
 要するにこのプライマーを割れた面に塗布し、瞬間接着剤で接着するというもの。ビンの蓋にハケが付いているので、かなり扱いやすいですね。
 使用する瞬間接着剤については、割れたパーツの面積・形状によって、ゼリー状なり流し込み式なり選択するといいでしょう。ただし、最終的な強度は接着剤そのものに依存するという事だけはお忘れなく。

 でもって。ここまでは手パーツに限定しての補修策についてつらつらと書いてきました訳ですが、今回は更に踏み込みまして……
 パーツが割れた/裂けた時、元の破片が残っていればまだいいのですが、我が家のように外撮りばかりやっていますと、何かの弾みで劣化した手パーツの細かい部分(たとえば指先など)が折れてなくなってしまったり…なんて事があったりします。
 そうした「欠損した部位が喪われてしまった場合のパーツ補修」について、例によって我が家流に扱っていこうと、このように思います。
 もちろん、補修作業はあくまで自己責任の下で行ってくださいね。綺麗に出来なかったり、万が一失敗したりしても責任はとりかねますので念のため。
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 まず、用意するのはこちら。
IMGPD8354.jpg
 先にご紹介した 「瞬間接着剤用プライマー(PP・PE・POM)」の他「瞬間カラーパテ」「瞬着硬化スプレー」、更に複製用のシリコンゴムと、まだ無事な神姫手パーツです。
 瞬間カラーパテはいくつか色がありますので、補修したい神姫手の色にあわせていくといいでしょう(今回は肌2用と言う事でフレッシュを用いましたが、混色すれば肌1や肌3~5も再現できると思われます)。
 シリコンゴムは、今回一部百均でスイーツデコ用に販売されているものを使用しました。画像手前の2つの袋がそれで、左側がセリア、右側がダイソーのものです(元メーカーは同じですので、性能・分量に変化はありません)。

 まずはシリコンゴムで「まだ無事な神姫手の型」を作り、硬化してから無事な神姫手パーツを外します。
 その後、パーツの欠損した部位にあわせて瞬間カラーパテを型に充填し、破損部にプライマーを塗った破損手パーツを差し込みます。
IMGPD8326.jpg
 硬化するまでの時間を充分にとって、型からパーツを取り出します(画像では1袋で済まそうとした結果、型を裂かなければならなくなりましたが、念入りに補修したい方は2袋使い、境目をシリコンバリアーなどで保護するといいと思います)。

IMGPD8327.jpg
 工程がうまくいっていれば、硬化した瞬間カラーパテが欠損部分を再構成しているでしょう。気泡などが空いている場合はそこに瞬間カラーパテを爪楊枝や針などで充填し、硬化スプレーを吹きます。
 はみ出した部分は、スポンジヤスリやデザインナイフなどで削るといいでしょう。

IMGPD8328.jpg
 ひとまずの完成。
 画像左側の手パーツは甲部分が割れていますが、これは冒頭のプライマー+ゼリー瞬着で補修したもの。厳密にはこのパーツは肌4でしたので、補修部分が白く見えてしまってますね。
 この問題は瞬間カラーパテの特性上、他色との混色で解決できるものと思われます。

 いずれにしても、これらの措置とて結局は一時的なものには過ぎません。しかし、そうせざるを得ないという事情はあります。
 何故なら、神姫素体はとうに新規生産されなくなって久しく――最近出てきたアニメ円盤特典素体という例外はありますが、あれらはあくまで“アニメ神姫キャラの復刻名義”である以上、当然ながら肌色素体相手の代替にはなりません――また中古市場に流通している神姫素体からの「共食い整備」にも、その数や経年という部分でおのずと限界があります訳で。
 一方、現在波に乗っていると思われるFA:Gメガミデバイスなどにおいても、手首パーツに軟質素材を使っている以上、将来的にこの問題は大きく顕在化するものと考えます。
 何度も言っておきますが、世の万物は“いつかは壊れます”。
 メーカー側が破損しやすいパーツをきちんと供給してくれている間はそれで済みますが、武装神姫の例ひとつ見ても「そうでなくなる場合」の方が圧倒的に多い訳で、そうなりますと(かねてから我が家でやっていますように)ユーザーサイドで可能な限りの自衛措置をとっておく必要がおのずと生じてきます。
 ファンの足元見て阿漕な商売やってる暇があったら、もうちょっとそのあたりの布石でも打っておく必要があるんじゃないですかねぇ、コトブキヤさん!
 そういえば、今度のWFではグッスマさんの方でこういう事をされるみたいですね。
 おそらくはfigmaやねんどろ等でも、素材相性やパーツの大きさ、経年劣化に絡む破損問題が顕在化し始めた故の事と思いますが、こういった試みはもっとあってもいいのではないかと私は思うのです。
 大切な小さな相棒を使い捨てになどせず、1日でも長く共にあり続けるためにね。

IMGPD8168.jpg
 ではでは、また!
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プロフィール

翠騎

Author:翠騎
日々を趣味の探求に生きる旦那芸の人。

神姫オーナーとしてはパートナーのシュメッターリング3rd改「ナナ」を中心に、広く浅くやっております…といいますか、むしろナナの方が知られていたり(^^;
(その他の神姫たちはこちら
最近は30数年ぶりにガンプラ熱再燃、旧ザクアメイジング作ったりとか妖怪グレイズ置いてけだったりとか。

何かございましたらこちらまで、お気軽にどうぞ!
(スパム回避のため画像になっておりますので、ご注意くださいませ)

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